相続される財産が「基礎控除」という基準を超える場合には、そのご家庭には相続税が発生します。
そういうご家庭では相続税の申告期限への注意が必要です。
具体的にはいつまでなのでしょうか?
相続が発生してから「10ヶ月以内」に相続税の申告をする必要があります。
この期限に間に合わないと、
●配偶者の相続税額軽減 という「奥さんや旦那さんだからこそ認められる相続税の軽減」が受けられません。
●小規模宅地の評価減という、「亡くなった方がお住まいに使っていたところを、引き継ぐ場合の軽減制度」が受けられません
相続税の申告期限に間に合わない場合の多くは、遺産分割協議がまとまらないことが理由です。
遺産分割協議がまとまらず、申告の期限までに申告ができないと上記の制度が使えないので、税金面で負担が大きくなります。
残されたご家族が揉めそうなら、生前贈与や遺言書などを使って「揉めないための対策」をしておくことが大切です。