「うちは財産なんかないんだから、相続問題なんて全然関係ないんだよ!」と豪快に言い放つ方がいます。
相続問題では毎年1万件以上の遺産分割に関するもめごとが家庭裁判所で扱われています。そのほとんどが相続財産5000万円以下の、相続税もかからない「ふつうの家族」で起きているのをご存じでしょうか?
財産が限られているからこそ、揉めるのです。
家や土地がひとつしかないからこそ、揉めるのです。
介護や親の世話をだれがしたか、生前に誰が何をもらったもらっていない・・・・それぞれが主張します。それぞれの配偶者も口を出してきます。
こんな時の解決法の主なものとしては
○生前に財産を分ける
○遺言書で財産の分け方を指示しておく などです。
こうした準備をきちんとしておくことで、亡くなった後に家族が家族でなくなってしまうことや、兄弟が兄弟でなくなってしまう悲劇を防ぐことができるのです。
最後の「親の義務」「子どもにしてやれること」です。