遺産分割の時には誰がどの財産を、どのように分割するかを決めることになります。
その価格算定が簡単にできるものもあれば、むずかしいものもあります。
一番わかりやすいものはなんでしょう?
現金ですね。
逆にむずかしい物の代表は不動産や非上場株式です。
これらの財産は、どの時点で算定するかによっても違います。
株式などには暴落ということもあります。
どの時点で算定したらいいのでしょうか?
考え方としては?相続時 ?遺産分割時と二つありますが、
遺産分割時の方が公平感をより多く実感できるのではないでしょうか?
相続時に100円だった株価が遺産分割時に50円になっていたとしたら、
もらう人は相続時の評価では納得がいきませんものね。
ただ、算定のデータが相続時のもので、全員が
「データを取り直すのもたいへんだから相続時のデータに基づくということでOK」
というように合意している場合は相続が発生した(亡くなった)時点での
評価を使っていても問題はありません。