問 不動産の共有相続は避けるべきと言われました。
なぜ避けるべきなのでしょう?
答 もし共有者のどちらか(あるいは双方)が亡くなった際には、
通常配偶者と子どもが相続します。
つまり共有者が増えていくことになります。
固定資産税や相続税などの負担も複数になる一方、
使用するにしても使用させるにしても不自由がつきまといます。
もちろん売却などの処分も一人の判断ではできなくなります。
土地の場合など隣地の境界協定などの際にも全員の実印が必要だったり面倒なことが増えます。
このような理由で、不動産の共有相続は避けるべきです。
先日このような案件のお手伝いをさせていただきました。
全国(一部は外国)に散らばった相続人さんたちの多くはお年を召して
あるいは亡くなっている方もおられました。
総勢十数人の方の印鑑が必要な話にまで発展していました。
不動産の共有は避けるべき!と身を以て体験した一件でした。